先日2泊3日の出張で、ベトナムはハノイに参りました。前々回からお伝えしていた、第4期ASEAN留学生等支援事業で、応募者との直接面接のために、県の担当者と同行しました。
直行便で行きは5時間半(帰りは4時間半ほどでしたが)、初めて行く東南アジアに、また面接で出会える未来の職人候補に、狭い機内の中でしたが夢と期待に胸ふくらませていました。
そもそも、2008年文科省が策定した、2020年までに留学生受け入れ30万人を目指す「留学生30万人計画」に推進されるように、県内企業でも成長著しいASEAN地域への海外進出がその10年間で3.3倍となるなど新しいビジネスパートナーとして注目されており、ASEAN留学生の採用ニースが高まってきていました。
そんななか、県内では「とやま未来創生戦略2018」の中で県内外国人留学生の受入数を24人/年、県内企業外国人就職率を130人/15年~19年累計と目標設定しており、県と関係機関、民間企業一体となって頑張っているところです。しかし、県内企業の海外進出や外国人採用ニーズは高いものの、語学学校機関での増加が著しい一方、高等教育機関はほぼ横ばいの状態が続いていました。ASEAN地域出身の学生は高等教育機関にそもそも母数が少なく(一位は依然として中国国籍)、また国内外での採用活動も優秀な外国人材獲得に激化していることもあり、採用にまでは至っていません。
そこで、県内企業の採用支援要望があり、石井知事が答える形で2016年「第1期ASEAN留学生受け入れ支援事業」がスタートしました。
ASEAN地域からの外国人留学生受入・定着促進事業 概要
富山県では2015年度からASEAN地域及びインド留学生の採用を希望する県内企業と連携して、留学中の学費や生活費等を支給し卒業後は支援企業への就職を促「ASEAN地域等からの 外国人留学生受入・定着促進事業」を実施し、就学から就職までを一体的に支援している。
概要リーフレットはこちら
無事に面接を終えて
ちょっと長くなったのでさらにこの事業のすごいところは次のブログにて。
自社の規模で本当に外国へ進出するかはまだ未定ですが、取り組む過程で1つの大きな課題をクリアーしたと思います。どこもかしこも人材難の時代ではありますが、リスクを恐れず先手打って、採用活動・企業価値向上のために躍進していこうかと思います。