新築も改修もガルバにお任せ‼
お付き合いしている設計士様、工務店様、大工さんから、建築業界内の皆さんに、耳寄り情報です。
新築も改修も、板金(ガルバ)が一番なんです。
それはなぜかといえば、板金は、
- 自由自在 (曲げ寸法が自由)
- 強い(ガルバリウム鋼板はメッキと塗膜が優秀)
- 長持ちする(長い歴史で培った金属の特性と工法をもって長期的に低コスト)
- 進化し続ける(ハイブリット防水や新たな市場への需要拡大も)
以上4つの特徴があるからです。一言に言っても、板金という商品は昔はトタンと言われた時代からあり、金属の塊を熱してたたいて伸ばして使っていました。そこまでして使いたかったんでしょう。優秀な素材であることを見抜いた先人達もすごいと思います。
歴史を紐解きますと、金属の発見は古代エジプト文明の頃で、銅と鉛を主に精錬し、西洋では屋根材として使われていました。日本で金属屋根が出始めたのは江戸時代でしたが、一般に普及しだしたのは明治維新頃でした。そしていわゆるトタンが出ていたのは明治維新後の18世紀前半で、洋風建築技術や金属圧延技術の導入で一気に広がったようです。
1.自由自在は、思いを形に
板金は薄いだけに不陸(下地のごわごわ)やちょっとした片がりによって影響を受けてしまいます。しかし、そこは板金屋さんの腕の見せ所で、微妙な折り方や巧みな技法によってそれらの仕上がりを吸収して、水の流れや勾配も加味して、うまい具合に加工で仕上げます。やはり既成品の形もありますが、現場対応の場合は、自由に加工できる板金材の選考が有利です。
2.強いのは、技術向上のおかげ
板金が強いのは、めっき技術がどんどん良くなってきているから。その昔は、亜鉛Znで鉄の表面をうす~く被膜(めっき)してました。これをトタン(Fe+Zn)といいましたが、今は、亜鉛とアルミニウムALのめっきです。しかも55%以上がアルミなので非常にさびにくくなっています。これをガルバリム鋼板(Fe+Zn+AL)といいます。(※鉄Feに錫Snのめっきはブリキ(Fe+Sn)と呼ばれます)
なお、鉄板自体の被膜はそのままに、その上には、さらに塗装がかかって、カラーガルバリウム鋼板(カラーガルバ)になります。カラーガルバリウム鋼板も塗膜の種類によって、耐摩耗性能や耐候性、耐食性を高めたものまでさまざまのレベルがあり、それぞれについて数種から数十種のカラーバリエーションがあります。(さらには板厚も、ものによっては0.35㎜~1.0㎜くらいまであります。)
3.長持ちするのは、独自の技術で高い防水性を実現してきたから
建築板金とは、金属の重なりや組み合わせ方によって水の侵入を防ぎ、建物を外的環境から守り、住みやすい過ごしやすい空間を提供できる材料です。そのため、比較的長い期間使用することが予想される公共建物など(社寺建築)に昔から屋根材として使われてきました。
また、『雨仕舞』(あまじまい)という美しい言葉があります。雨仕舞とは、一言で言えば「水処理」のことです。その種類や考え方・工法は様々ですが、基本的に水は高いところから低いところへ流れることを考えて雨仕舞をする。それを表面の板金は言うまでもなく、見えないない内部でも2重3重に工夫しておくのが建築板金です。これらによって建築物の耐久性に大きく貢献します。建築板金は、このような建築物の雨仕舞い、すなわち雨処理の高レベルな施工の技能・技術を有しています。
4.これからも進化し続ける建材であるということ
建築板金は金属の特性とその長い歴史からこれまで様々な表面仕上げ材として普及してきました。今後は強まる環境負荷低減や気候変動など、柔軟に対応していくサスティナブルな健在であることが求められます。また高度化する建物需要にもこたえていかなくてはいけません。
1件の住宅から、たくさんの人が集まる大型施設まで。屋根としても外壁としても雨樋としても。建築板金の守備範囲は多岐にわたります。今後は、金属と防水の特性を生かす、ハイブリットな防水の登場や今までにない市場(内装など)への転用が増えてきて需要も増えると見込まれます。引き続きリフォーム需要・建て替え需要はある程度見込めますが、これまでにない用い方をすることによってサスティナブルな建材として建築板金の需要はますます高まるものと考えています。
何か困ったことがあればガルバリウム鋼板で考えてみてください!
その際はぜひ豊富な経験により様々な提案ができますので、お気軽にお問い合わせください。
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