板金屋根で非常に技術的難易度が高いのは、R(アール)形状です。
例えば屋根の一部分、もしくは全体がRになっていると、その方向になじむように金属の板(屋根材)をある程度湾曲させて加工したり、金属板同士が隙間なくくっつくように縮めたり、伸ばしたりする特殊な加工をしなくてはいけません。
実際には、大きな屋根の上でいざ屋根を加工する際に実測の上やればいいのですが、様々な制限により、CAD図面上である程度の形状は事前に工場で加工して現場に搬入する事が多いです。※制限は、工期や施工時期、形状や施工方法など。
特に、3次元曲面(X軸・Y軸・Z軸)は難しいのですが、今回の物件はそれより1つ次元の下がった2次元曲面(X軸・Y軸)でしたけど勾配(屋根の角度)が鬼のように厳しい物件でした。
<着工前>
屋根面にも足場が必要です[wp-svg-icons icon=”blog” wrap=”i”]
<採寸時>
実際の勾配はこんな感じ[wp-svg-icons icon=”shocked” wrap=”i”][wp-svg-icons icon=”shocked” wrap=”i”][wp-svg-icons icon=”shocked” wrap=”i”]
<施工中>
施工中の写真を2枚ほど
<完成>
これは最後に撮った完成後の写真です。
下から見上げると三角ですが、実際は上空から見ると三角錐(丸)です。三角錐の斜面に貼ってあるのシルバーっぽいのが板金の金属板です。
今回の物件は、改修という事で、屋根のような壁のような建物に、けっこう特殊な屋根材でカバーするという工法を採用されていました。
吉岡板金ではこの今回のような特殊で難しい施工を楽しんで取り組んでいます[wp-svg-icons icon=”arrow-up-right” wrap=”i”][wp-svg-icons icon=”arrow-up-right” wrap=”i”]